|
|
|
| 2008/10/07 11:47||▲
|
|
|
binutilsに引き続き、今回はgccの構築を行います。gccは、GNU Compiler Collectionの略で、Cの他にも、C++, Objective-C, FORTRAN, Ada, Javaが含まれます。今回は、そのうちCコンパイラだけを構築することにします。
Ring Serverの詳しい使い方は前回解説しましたので、今回は要点だけに絞って解説したいと思います。まずは、Index of /archives/GNUからgccを選んでください。そして、その中からgcc-3.4.5/というディレクトリに入ります。
Index of /archives/GNU/gcc/gcc-3.4.5というディレクトリの中から、gcc-core-3.4.5.tar.gzというファイルをダウンロードしてください。binutilsと同様、拡張子が.tar.bz2になっているものも圧縮方法が異なるだけで、同じものです。
ダウンロードしたファイルは、binutilsと同様、"~/src"に格納してください。そして、圧縮されたファイルを次のコマンドで展開します。
cd ~/src tar zxvf gcc-core-3.4.5.tar.gz
圧縮ファイルが展開されれば、gcc-3.4.5というディレクトリが現れたと思います。次に構築によって生成されるファイルの格納先ディレクトリを作ります。次のコマンドを入力してください。
cd ~/build mkdir gcc
そして、いよいよgccの構築を行います。まずはconfigureからです。
cd gcc ../../src/gcc-3.4.5/configure --target=h8300-hms --prefix=/usr/local/h8300-hms
しばらくするとconfigureが完了すると思いますので、次にmakeを行います。
make
ここでエラーが発生した場合、多くの原因はbinutilsのツールにパスが通っていないためだと思われます。前回の記事を参考に、もう一度パスの設定を確かめてください。
makeが完了すれば、"/usr/local/h8300-hms"にインストールを行います。次のコマンドを入力してください。
make install
ここまででエラーが発生しなければ(警告が出る場合はありますが、無視して構いません)、gccのインストールは成功です。念のため、次のコマンドを入力して、正しくインストールされていることを確認してください。
h8300-hms-gcc -v
このとき、
Reading specs from /usr/local/h8300-hms/lib/gcc/h8300-hms/3.4.5/specs Configured with: ../../../src/gcc-3.4.5/configure --target=h8300-hms --prefix=/usr/local/h8300-hms Thread model: single gcc version 3.4.5
と出力されれば、gccのインストールは正しく行われています。
PCのCコンパイラを使われたことのある方なら、ここで"Hello, World!"でも出力させたいところでしょうが、残念ながら、"Hello, World!"には、まだはるか遠い道のりが待っています。
標準出力に文字列を出力するputs関数は、これから実装すべきライブラリの機能ですし、main関数を呼び出すスタートアップルーチンもまだありません。リンク時にプログラムやデータを配置するためのリンカスクリプトもまだないのです。
|
| 2006/01/23 00:32|開発環境|TB:0|CM:0|▲
|
|
|
コメント
|
|
コメントの投稿
|
|
|
|
|
トラックバック
|
トラックバックURLはこちら
http://libc.blog47.fc2.com/tb.php/5-99807044
|
|
|
|
|
ホーム
全記事一覧
<< 前の記事
次の記事 >>
|